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青鳥城跡板石塔婆

ページID:0003777 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

青鳥城跡板石塔婆

 青鳥城跡の二の郭の土塁の傍らに所在するこの板碑は、正中3年(1326年)に造立されたもので、地上高242センチメートル、最大幅56センチメートルのほぼ欠損のない保存状態が良好な板碑です。阿弥陀如来(キリーク)の一尊種字の下に「南無阿弥陀仏」の六字名号も刻む、「名号板碑」の側面も併せ持つ特徴的なもので、市内唯一の造形を持つ板碑です。青鳥城内においては名号板碑の発見・出土例が多く、浄土信仰と青鳥城跡域の関連性を紐解くうえで重要な資料といえます。また造立日である「卯月八日」は旧暦で釈迦の誕生日であり、この日を狙って沙弥了願なる人物(一説には青鳥城跡の城主とするものもあるが、詳細は不明)が造立したことも注目すべき点です。

青鳥城跡板石塔婆の画像
青鳥城跡板石塔婆

青鳥城跡板石塔婆拓影の画像
青鳥城跡板石塔婆拓影

所在地

石橋1310

指定年月日

昭和38年(1963年)2月18日(東松山市指定文化財-考古資料)